初代学生食堂オープン。
開業当初は、グレーがかったベージュに白のマーブル柄の入ったテーブルとピンクの 椅子を配置。 テーブルの上には小さな花が活けられ、また、開業にあわせて、本学のロゴマークを あしらった カップと湯飲みが新作された。 スタートはホットドッグとミルクのセットと仕入れた日替り弁当のみ。 とはいえ、セットのミルクはホットミルクだったというから驚きである。 寸胴のホーロー鍋で温め、先述の本学ロゴ入りカップで提供されていた(後にビンで の販売となる)。 この食堂で調理された料理第一号は「たまご丼」、40円也。 そして後に、「ライスカレー」がメニューに加わり、追って、 メイン・野菜・ごはんを基本セットとする「ランチ」も登場。 内容は日替りで、味付けごはん、八宝菜、酢豚、芙蓉蟹風のものといったラインナッ プだったという。 開業時のスタッフは、当時をこう振り返る。 「とにかく、冷蔵庫も今ほど高性能で大型でもなかったし、保存料などもない時代。 何より食中毒に気をつけていました」。 新しいメニューに取り組む時には、 「いろいろ試食にも行ったし、プロに習いに行ったりもしました。 でも、大量に作るとなると勝手が違って、習った通りにできないことも出てくるんで すよ。 営業終了後、皆で残って研究していました」 と、蔭で並々ならぬ苦労を重ねられた様子。 スタッフが個人的に通う料理講座で学んだ一品が食堂にデビューしたこともある。 「芙蓉蟹・・・というか“もどき”ですが(笑)、あれはなかなかうまくできなくて 苦心しました。 でも出したところ好評だったので報われましたね(笑)。 『味付けごはん、また作って!』などとリクエストをもらうのも嬉しかったですね」。 食券制だった当時、人気のランチは、 「早く買わないと売り切れる!」と列ができるほど。 アイスクリームやオレンジジュース(プラッシー)もよく売れたという。 (略) たまご丼を最初の調理メニューに推薦したのも、ライスカレーを出すと決まった折に 「野菜がゴロゴロした家庭風のものではなく、 レストラン風のすっきりしたものを」との助言も彼。 同志社女子大学の歴史 から
by foodscene
| 2008-11-17 20:53
| 食堂
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