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これはうまい

その後こちらは特に変わったことはないが、
先日念願のコメの飯を食った。
フライド・チキンにはライスがつくのだ。
例のパサパサの外米だが、
久し振りだったのでなかなかうまかった。

ところがこの家の人間達はあまり好きではないと見えて、
だいぶ残った。
そこでおれはそれを全部バターでいためて、
チキンの残りもほぐして入れて塩胡椒して食べた。

するとそれを見ていた娘達が珍しがったので、分けてやったら、
うまいと言って一緒に全部平らげてしまった。

それからまた作ってくれと言うので、
今度は米を鍋で炊いて、ハムや玉ねぎなどを刻んでいれて作ったら、大好評さ。

彼等は手をかけて料理するなどということはしないのだ。
肉は肉、野菜は野菜、ただ焼いたり茹でたりするだけだ。
だが家の先生だけは「ふん、ふん」と言っただけだった。
もっとも彼は機嫌のいい時も悪い時も、
「ふん、ふん」と言うだけだが。

そこでおれはすっかり料理が上手だということになって、
また忙しくなった。
どうもおだてられると、ついノってしまう。
この調子では家中の料理を引受けることになりかねない。

今度はカレーライスに挑戦しようと思うが、
作り方がよくわからない。
ついでの時におふくろさんに作り方を聞いて、知らせてくれないか。
アメリカ人の不器用さにはあきれている。

三浦清宏「カリフォルニアの歌」
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by foodscene | 2009-10-30 16:44 | アメリカ

日本カレー

追伸・カレーライスの作り方。

一、
玉ねぎ、にんじん、じゃが芋などを豚肉か牛肉といっしょに煮込んでおく(約一時間)。
量は適当でいいとおふくろは言っている
(おふくろは計ったことはないから数字を挙げるのは無理だ)。
家ではお前の言うようにじゃが芋が多いが、
そっちでは入れたいだけ肉を入れたらいいだろう。
ただステーキの肉など使うなとおふくろは言っている。
バラ肉だそうだ。
バラ肉はあるんだろうな。

二、
とろ火で小麦粉大さじ5杯をバターで炒める(約四人前)。
焦げ目をつけるのだが、焦げた味になってはだめ。
香ばしい味を出すのが大事。
出来たらそれに小さじ2、3杯のカレー粉を加える。

三、
煮込んでおいた野菜と肉のスープを、
一滴ずつ(二)で出来たものに加える。
この「一滴ずつ」というのがコツだそうだ。

四、
(三)で出来たものを野菜と肉と混ぜ合わせる。
それで出来上がり。

五、野菜と肉にはいろいろなものを加えてもいいそうだ。
りんごとかパイナップルなどもうまいそうだ。
オリーヴ、ナツメグ、月桂樹の葉などがあれば味はもっとよくなる。
赤葡萄酒を少し入れれば最高だ。
そっちにあったらやってみたらどうだ。
楽しんでくれ。成功を祈る。

三浦清宏「カリフォルニアの歌」
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by foodscene | 2009-10-29 15:47 | 日本